ごろごろにゃーん
先日紹介した「旅の絵本2」ともう一冊、僕が大好きだった絵本がある。
それは長新太さんの『ごろごろにゃーん』(福音館書店)だ。
読んだ人はわかるだろうけど、この絵本は言葉で説明することは難しい。
何匹かの猫が飛行船に乗り込み、
その飛行船が「ごろごろにゃーん ごろごろにゃーん」と飛んでいく。
飛行船は谷間であったり、草原だったり、いろんなところを飛んでいく。
そんな絵本だ。
僕はこの絵本が大好きだった。
もちろん子どもだから、理由なんてわからない。
ただ魅き付けられていた。
大人になって、僕はまだこの絵本が大好きだ。
いまでも言葉では説明しづらいけれど、
きっとこの絵本につまっている、原始的な何かが好きなんだと思う。
そして、広さが好きなんだと思う。
人間社会より、ずっと原始的ななにか。
ずっと広いなにか。
僕はこの絵本が
雷や、雲、台風や、暴風やどしゃ降りが
どこか怖くてどこか好きなのと似ている感じで
好きなような気がする。
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