昔、自転車の鍵をなくしちゃったときに
修理に持ち込んだ自転車屋は、
昔ながら店内も薄暗い自転車で「こんにちは~」と声をかけると
奥のほうから、おばあちゃんがでてきた。
「鍵をなくしちゃったんで・・・」と僕がいうと
「あらあら」と言いながら、ペンチで鍵をとりはずし
新しい鍵を付けようとしてくれた。
でも、もう目が遠いようで、あまり上手くいかないので
結局僕が自分で取り付けた。
「男の子は、こういうの自分でやりたいでしょ?」と
おばあさんは笑っていっていた。
それから
「もうずっと前になるけれどねえ、ここで自転車を直していたら
道路のほうから500円札が飛んできたのよ。へんなこともあるわねえ」
という話を聞かせてくれた。
そんなことを、今日ふと思い出した。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント