ATOM
SUIKAのATOMくん。
僕が彼とはじめて話したのは、9月のキチムウラニワだった。
僕はその日、松本敏将くんと小島ケイタニーラブと絵描きのuzuちゃんと
弾き語りとライブペイティングのイベントをおこなった。
そのとき、松本君がアトムくんをよんでいたのだ。
彼は会場の一番奥のほうに座っていた。なんか尋常じゃないほど澄んだ目をしていた。
そして、松本君が紹介をしてくれた。「スイカのアトム君だよ」って。
僕は「あ~~っ」と思った。
僕は何年か前、suikaのイベント「スイカ夜話」にいったことがある。
ALOHAが出演をしていんだ。僕はALOHAを観に行った。
そこではじめてSUIKAを知った。
ラップだった。
すごいあったかくて、やわらかくて、精霊的(?)な感じをくれる
ヒップホップだった。
そして会場の空気がとてもあたたかくてやわらかった。
たぶん、あの頃、僕はまだ絵を描いていたのか。描き始めた頃だったのか。
それがこうしてこのキチムでアトム君と会うのが不思議な感覚だった。
その日、アトム君は飛び入りでライブペインティングセッションに参加してくれて、
それがそのセッションをさらに引き上げてくれた。
終わった後、酒を飲んで、僕は楽しかった。
彼はヨガの先生でもあった。
僕は最近「バガヴァッド・ギーター」というインドの古い書物に興味があり、
(本当に素晴らしい書物)すこしずつ読み始めていた。
そういうことも話ができそうで嬉しかった。
それで、今度の個展が近付いてきたときに案内をしたら、
アトム君は「もう出演者もタイムテーブルも決まっちゃっただろうと思うんだけど、
もしよかったら近藤くんの個展に花を添えたいので出演させてくれないか」と言ってくれた。
この一連は、僕には知ることができない、大きな流れが用意してくれたことの
ような気がして、僕は幸せな気持ちになって「ぜひお願いします」と
アトムくんに、お願いをした。
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