僕が誰もいない部屋で椅子に座ってぼーとしていたら、
いつのまにか眠っていたらしくて、
すこし時間が経ってていた。
静かでときどき遠くで鳥のなく声が聞こえた。
僕は「鳥がないているな」と思った。
キィーという声だから、ヒヨドリだろうか。
よくわからなかった。
鳥の鳴き声と、鳥の種類がすぐに一致したら
楽しいだろうなと考えた。
木の葉っぱだって、そうだ。
葉っぱの形ですぐになんの木かわかるようだったら
町を歩いていても、景色がかわってみえるようになるだろう。
そんなことをぼんやりと考えていたら、
目のまえの机の上にはちいさなくまがいた。
そして「熊は何種類あるのかしっているの?
見分け方もしっているの?」
と聞いてきた。
僕はびっくりしたけれど「知らないよ」とこたえた。
もしかしたら、憤慨するかな?と思ったけれど
「普通知らないよね」とそうでもなかった。
それで僕は「君はなんていう種類の熊なの?」ときいたら
「ミニくまだよ」とこたえた。
僕は興味を持ってそのあといろいろと質問した。
そうしたら意外なことに、ミニくまは結構数が多くて
わりと人間社会のなかにもいるらしいんだけど、
ほとんとどがミニミニミニミニ熊で目に見えないらしい。
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