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2012年7月22日 (日)

「音×色」の4回目が終わりました

Img_001
(撮影:首藤拓也)


7月19日(木)。
「音×色」の4回目をおこないました。

7時スタートより少し遅れて最初はキムウェイツ(UHNELLY)と僕の時間。

キムくんとははじめて一緒にやる。
UHNELLYは好きだけど、キムくんのソロを聴くのははじめてだ。
だから今回のイベントの中で一番予想ができなかった。
どうなるのか?まったくわかっていなかった。
 
 
 

そしてキムくんの演奏がはじまった。
 
 
 
とても静かなギターの音ではじまった。静かなノイズのようだった。
ひとりぼっちか、ふたりぼっちの世界にきたようだった。
暗くてどこかほの暗く光っていた。

 
 
僕はいままで描いたことのないようなライブペインティングをした。

 
 
 
最初に大きな蝶を描いた。
そして蝶ははほどけて色になった。
遠くに山並みが連なったりした。
そして赤色や青色が世界を覆った。
とてもダークなライブペインティングだった。混沌としていた。
 
 

でも絶望ではなかった。どこかで暗くて広い草原で風を浴びているようなものだった。
雲がごうごうと動いていた。

もしかしたらそこは天上でも、地上でもなくて、地底のような世界かもしれなかった。
それで僕にはつねに明るい気持ちがあった。僕は暗い中で笑っていた。
キム君の音は素晴らしかった。
どこかベルベットアンダーグラウンドを思いだす瞬間もあった。


 
 
 
 
 
次は辻コースケさんだった。
辻さんのソロのパーカッションはいままで僕は何度か聴いたことがあった。
それはとても素晴らしいものだった。
パーカッションというメロディのない楽器でここまで豊かに表現ができるのかと驚いた。
その辻さんの音で絵を描けることが僕は楽しみで仕方がなかった。 
 
 
辻さんはしばらくたたずんでいた。
そして辻さんの演奏が突然演はじまった。 
 
 
そのあと・・・僕はとにかく突き動かされて絵を描いた。
ほとんど瞬間瞬間に景色が浮かんでは消えていった。
リズムがどんどんやってきた。
そのリズムの中には動物も、空も、土地も、雨も、木々もいろんなものが宿っていた。
僕はそれをとりだしたかった。
僕は音と色で踊りたかった。
 
 
 
なんか、熱にうかされたように絵を描き終えた。


きっと、いままで「音×色」にきたことがあるお客さんにとっては
ここまでの時間はいままでとはずいぶん違う雰囲気で驚いたかもしれなかった。
 
 
 
その中でDJ荒川さんはいつも通りというか、それ以上にというか
荒川さんのプレイを続けてくれた。それがイベントをつねにいつもの「音×色」にしてくれていた。

 
 
VJ土井君もそうだ。
土井君とは生身のライブペインティングとVJというあまりなかった
組み合わせをこの「音×色」ではじめて、どんどん楽しくなってきている。
この日も、すごい僕をせめてきたし、僕をすくってくれた。
そういう関係が面白い。


3回目はエマーソン北村さんだった。
エマーソンさんは前の「音×色」にも出ていただいた。
その時、僕はとても楽しくというより、不思議な感覚を味わいながら絵を描いた。
自分のなかに「こんな物語が潜んでいたんだ。。」という驚きだった。
それぐらいエマーソンさんの音には物語が宿っていた。
というよりは、エマーソンさんの音には人に物語を思い出させる力があるのかもしれなかった。
聴いている人それぞれに、それぞれの物語を思い出させるのかもしれない。
僕は僕の物語を描いた。
 
 
それをもういちど僕は確かめたかった。

 
そして本番がはじまった。
今回も音が鳴った瞬間に物語がみえてきた。
頭に気色が浮かぶ。
僕はそれをつかまえにいく。
海が広がり、草原が広がり、羊を放牧する男がいた。
ピアノがあり、男はピアノを弾き、そのそばには少女がいた。
最初は家の中で弾いていたが、もう世界には男の人と少女だけになった。

そんな物語だった。

お客さんは、エマーソン北村さんとの時間を「ゲームのエンディングみたいな、
ボーナスステージのような、辛いところを通り抜けてきた人にしか見えない景色のようでした。
不安や哀しみなどない天国のような景色。
でも、背中合わせで激しいものを秘めているような」といってくれた。


それが嬉しかった。


そういえば、何曲目か、ピアノがとても描きたくなって描いたのだけど、
それはピアノに関する曲だった。
そういうリンクの仕方はとても面白い。

 
 

3人のソロが終わってから、最後にセッションがはじまった。
正直いって、僕はこのときのことをほとんど覚えていない。
ただただ音に乗っかって、どこか厳粛な気持ちで描いていた。
音にすべてを任せて、この7thfloorに漂っている空気に、僕はまかせようと思っていた。 
 
 
それで「音×色」の4回目が終わった。
 
あらためて、キムウェイツ、辻コースケ、エマーソン北村、VJ土井、DJ荒川、そして7thfloorに感謝です!

 
来てくださったみなさん本当にありがとう。
みなさんのおかげでああいう瞬間が生まれているのだとつくづく思います。
本当にありがとうございました。

 
また「音×色」を続けて、新しい景色を作っていきたいと思っています。

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