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2012年11月24日 (土)

原田茶飯事君とのライブペインティグツアーご報告

原田茶飯事とのライブペインティングツアーの感想。
とても長い文章です。

去年ぐらいから、僕の絵の活動はかなりライブペインティングに
シフトしていた。

今年の目標として「ツアーで各地を回れたら楽しいだろうなぁ」と

思っていた。

そうしたら原田茶飯事君が、「康平君、四国のほうをまわろう」と
声をかけてくれた。そして、愛媛、高松、岡山、京都とまわる

ツアーを組んでくれた。

それが、11月17日~21日のツアー。
だから、僕はでかけるまえからわくわくしていた。

出発したのは16日(金)の夜。
夜行バスで松山に向かった。
新宿を21時にでて、松山に着いたのは午前10時半ごろだった。
バスの中で「お酒を飲もうかな?」と迷ったけれど、
「まあ、明日からたくさん飲むんだろうし」と思って飲まなかった
僕はだいたいどこでも眠れるので、バスの中ではだいたい眠っていた。

松山に着いたら豪雨。

ものすごい豪雨。

僕は絵の具がぎっしり詰まったスーツケースと、
キャンバスの布と、キャンバスを張る木枠を持っている。
だから周辺散策を諦めて、ドトールでコーヒーを飲んでいた。
でも目の前を走る、路面電車を楽しく眺めたりしていた。

茶飯事君が松山に到着したのは14時半ごろだったのか。
茶飯事君はこの日の1週間ぐらい間から九州からはじまる
長いツアーをしている。

前日は高知。

高地からやってきた茶飯事君と合流だ。

松山は「松山駅」と「松山市駅」とあって少し迷う。
さらには「松山駅前駅」なんていうのもあるのだ。

茶飯事君は松山駅について、僕は松山市駅についていたから
少し混乱した。

茶飯事君が付いたら、雨がぴたりとやんで、
雲がさけて、光がそそいで、青空がみえた。
「モーゼ様」と僕は茶飯事君を呼んだ。

荷物が多かったので、まずは会場のマザーアースカフェにいく。
この日をしきってくれたのは宮崎さんに挨拶。
(とにかく、すべてにおいてよくしていただいて心から感謝)

僕たちは道後温泉にむかった。
タクシーで向かったのだけど、タクシーの運転手に茶飯事君が
「道後温泉はいいですか?」と聞いたら
「温泉はいいよ~。体があったまるからね~。」と
誰でも知っているようなことを、とても自慢げに堂々というので
笑ってしまった。

道後温泉はすごい建物だった。行ったのは昼だったけれど
夜はさらにきれいなんだろうな。とにかく行けて満足。
お湯につかって、さっぱりとして、会場にもどった。

この日はこの会場は重松まり絵さんの個展の初日だった。
そして重松さんも急きょライブペインティングすることになった。
茶飯事君のステージを挟んで、僕が左側。重松さんは右側。

重松さんはまだ23歳。
でも、ライブペインティングをとても楽しそうに、
どうどうとしていた。コラージュなどもしていた。
「すごいなぁ」と僕は思った。

僕はこの日はどういう絵を描いたのか。
いつもそうだけど、描いた絵はなかなか想い出せない。
夢の中にいるような気持ちだ。

とにかく楽しい時間が終わって、その日は宮崎さんが
セッティングしてくれた打ち上げ。
それがとんでもなく美味しいものばかりだった。
とくにしめサバのあぶり焼きというのに感動した。
野菜もとてもとても美味しくて幸せだった。

そんな風に一日目が終わった。
「初日がこんなに幸せだったら、基準点が高くなってしまって
残りの日々が大変だなぁ」と感じた。

次の日は高松に移動。
バスで移動で3時間半ぐらい。
12時前ぐらいに着く。
茶飯事君は夜のライブの前に、結婚式の披露宴で歌を唄う用事があったので、
僕はひとりで時間を過ごす。
荷物が多いのであまり移動をしないことにして、目の前にあった
うどんを食べる。そのあとはスタバでコーヒーを飲んでのんびりとしてすごす。

そのうち茶飯事君の用事がおわって合流。
今夜の宿を探すことにする。
するとライブハウスのそばに2980円で岩盤浴&朝食付き
というのがあったので、そこに泊まることにする。
チェックインもすでにできる時間だったので、部屋に荷物を置いて
一杯だけビールを飲む。
あと、商店街で売っていた、香川の特産豚をつかった
肉まんも食べる。おいしい。

時間になったので高松ラフハウスに移動。
かっこいいライブハウス。雰囲気が最高。
店長の今城さんとは初対面だけど、なんていうか子どもと大人が同居している
ロックな感じで、ブルースな感じで、おおらかで、厳しい感じで
あっというまに好きになる。

それに、今さんは僕のライブペインティングははじめてなのに
ライブペインティングの設営について、適切なアドバイスもくれる
僕が「こうしたいなぁ」ということをわかってくれている。びっくりした。

この日はとてもいいライブペインティングができたのだけど、
それはそういう今さんの力もあったのだろう。

そして、なによりも茶飯事君の唄がすばらしかった。

あまりにも楽しくて僕はラムのロックをがんがん飲んでしまった。。。
そして宿にもどって気絶をするように眠ってしまった。

翌日は岡山に移動。
朝食を食べて、しばらくぼんやりする。
茶飯事君といるのは楽だ。
僕は僕のことをしているし、茶飯事君は茶飯事君のことをしている

ぼんやりとしていたらもう昼に近い時間になったので
最後にうどんを食べてから、高松駅から電車に乗って岡山に移動。

僕はずっと寝ていた。
瀬戸内海を渡るときなど、すごいいい景色が広がっていたみたいだから
ちょっともったいないことをした。

岡山に着いて城下公会堂へ移動。
岡山はなんだか清潔感があって、面白そうなお店もあって
歩いていて楽しい。

城下公会堂は森ゆにさんも「素敵なところですよ」と言ってくれていて
楽しみにしていたのだけど、やはり着いたらとても落ち着きのある
開放感のある空間だった。コーヒーを飲んでしばらくぼんやりとする。

リハーサルまで時間があるので、僕はお城まで散歩をしてみる。
お堀沿いを歩いて、気持ちがいい。公園があったので少し昼寝をした。

戻ってきてキャンバスのセッティング。
茶飯事君のリハーサル。
声がとてもでていて、僕はすでに楽しい気持ちに。

スタッフの人たちも気持ちがいい。
なんか飄々としていて、それでいてユーモラス。

今回は岡山のバンド、ルージンも一緒。
最初はルージンの演奏。
弾き語りから始まって、途中からバンド。
最後から2曲目の曲がとても好みだった。
ロックンロールは楽しいというような曲。

僕も楽しく絵を描いた。
MCも基本的に「楽しいなぁ」ということしか言っていない。
「楽しいなぁ」バリエーションをいくつか言うだけ。
脳みそが溶けているのかもしれない。

そして茶飯事君の「カイピリーニャ」ではラムのロックを
ぐっと飲んでしまう。

楽しくライブが終わった。

だけど、なぜかこの日はライブが終わってから体調が悪くなってしまった。
ルージンとの打ち上げも参加できず、本当に申し訳ないことをしたし、
なによりも残念だった。

ルージン西村さんのアトリエ。
(ビルのなかにある広ーいスペース。うらやましくて仕方がない。
こんなスペースがあれば大型作品もたくさん描けるんだろうなぁ」
そこに寝袋で眠らせてもらう。

寝ていたら打ち上げを終えた茶飯事君もやってきて眠りこける。

次の日は、起きた後もすこし体調が悪かった。
だから僕は腕降り運動をした。
腕降り運動というのはスワイショウとも呼ばれる
気功運動の一種で、気の流れを整える。滞った気を流す。
僕は小さい頃は合気道をずっとしていて、そのあとも気功などに
興味があり、いろいろと調べたのだけど、この腕降り運動が
一番シンプルで、効果もあり、気に入っている。

茶飯事君も興味を持ったので、一緒に腕をふる。
本当に腕をふるだけど、シンプルな運動。
岡山のビルの中の、コンクリートうちっぱなしの、広々としたスペースで
黙々と腕をふる、30代男ふたり。なんだかおかしくなってしまった。

お昼御飯を食べてから、今日もバスで京都に移動。
この日はオフ。移動をするだけの日。
バスの中でいろいろと話をする。

この日は原田茶飯事バンドのふくちゃんの家に泊まらせてもらう。
家について、シャワーを浴びて、さっぱりとする。
近所のそば屋でにしん蕎麦を食べた。

テレビを見ながら、すこし絵を描いたり。茶飯事君はギターを弾いている。
あとは茶飯事君がおしえてくれた3ケタの数字をあてるゲームをしたり
(僕のぼろ負け。悔しかった)、ダウンタウンのテレビを見ているうちに
12時ごろになり、僕はあっさりと寝てしまう。

翌日は僕にとってはツアー最終日。
なんだかすこし終わるのが悲しいような気持ちに早くもなる。

この日も腕降り運動をする。
茶飯事君が音楽をかけてくれたのだけど、バービーボーイズが流れ
ちょっと笑ってしまった。コンタの声が部屋に響く。
光がやわらかく部屋に差し込む。そして黙々と腕をふる30歳男ふたり。

いい時間になって出発。
最初に茶飯事君が喫茶店のマドラグに連れて行ってくれる。

・・・ここが、食事がおいしくてびっくりした。
置いてある本も、天井が高くすこし暗めの空間も、好みすぎて
放心状態となる。

しばらく僕は本を読みふけて、茶飯事君はipadをいじる。

そして歩いて公○食堂に移動。

茶飯事バンドの浜ちゃんや、こっきりの田中君などが
経営している食堂&ライブ空間。

もう、なんていうか男の子の部屋。
ファミコンがあって、ジャンプとかある。
でもここも広々としていて気持ちがいい。

リハーサルが終わってから、僕は少し周辺散歩。
今日の茶飯事くんは、ソロではなくて、浜ちゃん、ふくちゃん、佐々木くんもいる。
豪華。

散歩から帰ってきて、僕は公○食堂の裏側にある事務所の壁に絵を描く。
こっきりの田中君はwebデザイナーでもあるのだけど、彼たちが使っている
事務所だ。

絵を描きはじめて、田中君が本当に忙しく働いているのがわかった
ものすごい頻度で電話がかかってくるし、そのたびにややこしそうな話をしている。
僕はせめて、開放的な気持ちになるように、広々とした、明るい絵を描いた。

絵の終盤には、こっきりがここで音合わせをしたので、
急きょ、こっきりとのライブペインティグのようにもなったのでとても楽しかった!

そして、イベントはこっきりのライブからはじまる。
こっきりにはじめてあったのは2年前。
僕の代田橋CHUBBYのイベントに、茶飯事君が紹介してくれて
でてもらったのだ。

その時も「好きだなぁ」と思ったけれど、やはり好きだった。

特に「年経たシカ」という歌にはじーんとした。

田中君が歌を唄う前に「表現をする上で、人に伝えたい、いいことを伝えたいけれど、それにはその裏側では、人に伝えられないような、闇の表現も、同時に抱えてしまう。そんな自分だけにむかって表現するようなものがあるような気がします」なんていうことを言っていて、なんだか感動した。

こっきりが終わってから、ライブペインティング。

最初は茶飯事君と僕のふたりではじめる。
途中から佐々木君、はまちゃん、ふくちゃんもはいってくる。

気持ちが高ぶっていく。
いつもよりさらに展開を大きくした。
一生懸命描いた。

絵を描いていて、ときどき振り返ると
お客さんがにこにこしていたり、真剣にみてくれている。
とても嬉しいなぁと思う。

それでアンコールも2曲して、終わる。
本当に楽しい時間だった。

お酒を飲みながら、楽しい時間をすごして、
さらにDJブースにも絵を描いた。

本当はこの日の深夜バスで帰ろうと思っていたのだけど
当然、逃してしまい、もう一泊ふくちゃんの家に泊まらせてもらう

ふくちゃんとは朝方近くまで話して楽しかったなぁ。

次の日は快晴。
お昼過ぎまで眠って、ゆっくりゆっくりと準備をして、
そして回転ずしにいって、京都駅にいく。
バスは全部売り切れていたので、新幹線で帰る。

帰りの新幹線のなか。
「あ~人生のはじめてのツアーが終わったなぁ」と少し感動する。

行き先々で会場にも、スタッフにも、お客さんによくしていただい
常に喜びの気持ちのなかにいました。
また来たいなぁと心から想います。

そして、ライブペインティグなんていうものを
ツアーに誘ってくれて、段取りをくんでくれて、
いつだって最高の歌を聞かせてくれて、セッションしてくれた
茶飯事君にはもう、感謝の気持ちしかないです。

みんなが、サハ様と呼んでいた時も、あまり僕は使わなかったけれど、
サハ様としばらくは呼ぼうと思うぐらいです。
本当にありがとう。

 

とてもとても長い文章になりました。
僕は忘れっぽいから、いろんなことを忘れていってしまうから、
でも今回のことはあまり忘れたくないから、そのためにも文章に
してみました。

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