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2013年1月28日 (月)

アートと音楽

現在、東京都現代美術館において開催中の展覧会「アートと音楽」について
テレビで放映されていたのを先日みた。



この展覧会は坂本龍一さんが監修したもので、テレビには坂本龍一さんと
画家の日比野克彦さんと一緒に展示を紹介していた。


いろんな作品が紹介されていた。


現代の科学や技術を用いて、音を視覚化したり、
生物の発する信号を音楽にしてみたり、とても技術的にも高度のものが多く、
「へぇ~」となったり「すごいなぁ」と驚くものがおおかった。

いろいろと興味深かったけれど、パウロ・クレーなど音楽に影響を
受けながら絵を描いた人たちの作品を展示した人たちのコーナーが、
やはり僕には興味深かった。

身体性という意味で、一番原始的で、だからこそとても繊細なものに思えた。

日比野さんがおもしろいことをいっていた。
すこし忘れちゃったけれど、だいたい次のようなことだったと思う。
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音楽のライブというのは、身体性という意味では、演奏者と観客が同じ空間にいて、
たとえば坂本さんの動きを直に感じて、その場で、その瞬間に同時の体験としておきる。



絵の場合は基本的に描いているときはひとり。
だから展示されたときと、絵が生まれる瞬間というのは時間差がある。
でも、このような絵画の場合は、たとえばクレーだとしたら、この絵の目の前に
クレーが立って絵を描いていた。それと同じ場所にお客さんは立ち、絵を眺めながら
それをライブとして想像できる。
それは、クレーが絵を描いてから、10年だろうと、ずっとあとだろうと
同じこと。絵のライブ感というのはそういうところにある。

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とても、おもしろい感覚だと思った。
坂本龍一さんも、少し驚いたような表情で「なるほど」と言っていた。



そして、ライブペインティングの現場は、絵のライブ感の時間差がなくなり、
ライブ感がその場で発生している。身体性をその場で感じ取れる。
まさに音楽と絵が同時に鳴っている。
だからこそ、ただ絵を描くのではなくて、パフォーマンスとして、
身体性がより強く感じたれたり、心地よく感じられたりすることを
追求していくのも必要だと感じた。

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