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2013年2月 6日 (水)

きっかけ

なんどか書いたかもしれないけれど、僕がライブペインティングを

はじめたのは2009年の春のこと。いまから4年前だ。



僕はその前年の2008年にトレモロイドに出会った。
場所は新宿モーションだ。




出会ってからトレモロイドのみんなとはすぐに仲良くなった。
ちょうど僕が中野カルマで開催していた個展などに遊びにきてくれたし、
僕は彼たちのライブに遊びにいったりしていた。



そして、2009年にトレモロイドのベース、高垣空斗くんが
個人企画「thanks for today!!」というイベントをはじめた。



その記念の第一回目に、僕ははじめてライブペインティングで出演した。
(ちなみに、そのときにはじめて原田茶飯事と出会う)







ところで、ライブペインティングで出演したのは、
どちらかというと消去法の発想だった。
空斗君とは出会ったころから「一緒になにかできたらいいよね」と
話していたのだけど、それをどういう形でやればいいのかわからなかった。
4年前、僕の頭のなかには「ライブペイティング」という発想はまったくなかったのだ。
僕はライブペインティングをするという発想がなかったから、
「映像の勉強でもして、コラボでもしたらいいかなぁ」と考えていた。




空斗くんに「康平君もthanks for today!!にでてよ」と言われた時も
最初は、映像で参加かなぁとのんびりと考えていた。
でもそのイベントの日が近づくにつれて、映像がつくるのが難しくて
とても準備ができそうもないことがわかってきた。
しっかりと映像の勉強をすればいいのだけど、パソコンの前に
ずっと座る作業になりそうだなぁと想像すると、面倒くさくなってしまったのだ。




それで、イベントの日がすこしずつ近づいてきて、
「どうしよう?」と思って、結局ライブペインティングをすることにした。
ライブペインティングは、大きな紙と絵の具を準備して、
あとは描くだけなんだから、とてもシンプルだ。



「人前で描くなんてできるかな??
でも、これしかいまから準備できるものはないぞ・・・」

つまり、僕は決意を固めて「ライブペインティングをするぞ!」と
はじめたわけでもなく、
映像もできないし・・・ライブペインティングでもするか・・・
という感じで消去法ではじめたことになる。






その記念の第一回目のライブペインティングはトレモロイドのボーカル
小林陽介くんと一緒だった。

はじめてのことだったので、僕は陽介君の家までいって練習をしにいった。
彼の家の窓ガラスに大きな紙をはって、陽介君がギターをぽろぽろ弾いた。
ふたりでご飯を食べに行って、セブンアップとか飲んだのも覚えている。


ご飯を食べに行って、陽介君の家にもどったら、郁太君がいて
バリカンで髪の毛を五分刈りにしていて最中で、超びびったのも覚えている。







ライブペインティングってどうすればいいのか?
なにを準備して、どういう風に描けばいいのか??
はじめてそういう事態に直面したら、人はどうするだろう?

本当は誰かライブペインティングをしている人に教えてもらったり、
誰かのライブペインティングを観に行けばいいんだろうけど、
それもなんとなくしなくて、僕はまったくの自己流ではじめてみた。




これも、決意めいて「僕は勉強はしない。独学でやるんだ!」と
気合いをいれたわけではない。なんとなく自己流ではじめた。
きっと面倒くさかったのだと思う。
どこか「きっとできるんだろうなぁ」とのんきな気持ちもあったのだと思う。





その結果、陽介君の30分ぐらいのステージでライブペインティングを終えること
というやり方を当たり前のように身につけたのだけど、

これはあとから考えてみれば、結構ライブペイティングの方法としては特殊のようだ。
(ライブペインティングはひとつのイベントを通じて、2~3時間をかけて
一枚の絵を完成させる人がけっこう多い)
また、そうして30分ぐらいで仕上げるのだから、絵の細かい完成度より
勢いのほうが重要な描き方も身についた。
(といっても、僕は時間があっても細かい絵は描けないのだけど。。。)






それにしても、とても不思議。
こんなふうに、なにか決意めいたものがあったわけではなくて、
空斗君からイベントに誘われてはじめたライブペインティングが、
いまの僕の活動のかなりメインな位置をしめるようになったなんて。


なにがきっかけになるかわからない。
そんなに準備もいらないのだと思う。
はじめたら、なにかが動くのだし、はじめたら次から次へと
なにかが繋がっていくのだということを実感している。


僕にとっては、トレモのみんなやbirds melt skyやplatonと出会ったことや、
ちょうどこのころ代田橋CHUBBYという場所と出会えたこと、
東松原にcokageという場所があったこと、
原田茶飯事君と出会ったこと、
そしてPLATON赤木さんと出会ったこと、
それと通じて幸運なことに多くの心優しいお客さんに出会えたことが
とてもおおきかったんだぁとこの4年間を振り返るとよくわかる。











そうそう、はじめて陽介君の家にいって練習をしていたその時だったか、
それ以外のときだったのか、忘れてしまったけれど、
陽介君はこんなことを言ったことがある。




「ただ、ライブペインティングしているだけだと
あんまり意味はないんだよね。

お互いに音楽が鳴っていて、絵が描かれていって、
それが同じ空間に同時におこなわれていることの意味がないと、
ちょっとかっこわるいと思うんだ。

第一、自分たち自身もむなしくなっちゃうしね。

お客さんにも見てもらう意味がないと思うだ。」



このことをよく覚えているのは、それ以降、僕のライブペインティングは
ずっとこの言葉を考えながらのことだから。


音楽と一緒にライブペインティングをする意味・・・
お客さんにお金をいただいてみてもらう意味・・・

いまはありがたいことに、いろんな方と
ライブペインティングをするようになったけれど、
いつだってこの言葉を意識している。




音楽と同期して描くこと。
お客さんにとってその音楽体験がすこしでも
ライブペインティングが一緒になることで、
いつもとはまた違う体験になること・・・

そんなことを願ってライブペインティングをする。



そして、新しい景色が僕たちの前に広がること。








20121108_117040
人生初のライブペイティング。小林陽介君と一緒。

キャンバスがちょっとよれている。張り方もよくわかっていなかったのだ。絵もずいぶん違う。

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