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2015年7月28日 (火)

ライブペインティングということについて

Ckxbovsueaaqbwu

土曜日はハンドメイドインジャパンフェスにSchroeder-Headz(ソロセット)とライブペインティングをさせてもらい、その時に特別な感情におそわれたので、一昨日昨日となかなか言葉に整理できなかったのですが、ようやくまとまったので書いてみようと思います。(とはいえ、めちゃくちゃ長くなりそうだけど・・・)

あの時、ステージの上で僕は大きな喜びに包まれていました。

横には大好きなSchroeder-Headz渡辺シュンスケさんがいて、その音にあわせてステージで思いっきり絵を描いている・・・。 
 
そのことに大きな緊張感と達成感がありました。

・・・なぜ、あんな気持ちになったのだろうとこの2日間
ぼんやりと考えていました。

きっとそれはフェスのステージの上というのが重要だったんです。そして40分という時間で行ったということも。 
 

 
僕はライブペインティングパフォーマーです。 

それはライブ(生)でペインティング(絵を描いて)して、
それがパフォーマンスとして成り立たないといけないという
ことです。 
  
 

でも、このことは絵を描くということと本来
けっこう矛盾はしていることだなぁと思います。

 

というのも、絵というのはライブやパフォーマンスとして
発達してきたジャンルではなく、基本的にひとりで誰かに
見られることなく描き、完成したものを公開するという
ジャンルだからです。
 

日野克彦さんが何かの番組でおっしゃっていたけれど
「絵のライブ感って時間差があるんですよ」というのは
その通りだと思います。
 

基本的に絵描きは一人で時間をかけて絵を完成させていく。
絵が生まれていく現場は作者だけが見ています。 
 
しかし、その絵と鑑賞者が対峙して、その筆のタッチやもろもろを眺めながら、作者の心境や想いなどが伝わってくる。
それが10年だったり、100年だったり、1000年だったりします。その時間差が絵のライブ感です。  
 

それは、絵ならではの神聖なライブ感だと思います。 

 

それに比べて音楽のライブは違います。

 
その場で音という波動をぶつけて、
一刻一刻変化をさせながら、ドラマを作っていく。

 
音はもちろん、演者の動き、空気、そんなものを
瞬間瞬間でつくりあげいく。
 
 
そのことを特にロックやポップスという
シーンでは40分とか60分という時間でおこなう。 
 
しかも40分とか60分という曲があるわけではない。 
3分とか5分という曲という単位をいくつか重ねて
40分とか60分というライブ体験を生み出す。

もちろん演者のオーラというか身体性もとても重要。

このことは絵とはずいぶん違うなぁと思います。

絵には3分とか5分という単位はありません。
そして、その3分とか5分という単位の度に
自由に雰囲気を変えるということもできません。 
 

絵は基本的に色を塗ると後戻りできない。

もちろん長い時間をかけて乾かしたたら、
さらに違う色を塗ることによって、後戻りもできます。

でも、短時間だと色を塗り、色を塗り、色を塗っていくと
どんどん進行していきます。

音楽はバラードをしたあとに、アップテンポの曲をして、
そのあとにもう一度静かに戻るライブもできます。 
 
でも、絵は薄い色を塗った後に、濃い色を塗って、
もう一度薄い色に戻ることはかなり難しい。
ピンクを塗って、青をぬったら、ピンクと青が混じった
色が生まれてしまいます。

こう考えると音楽とともに短時間で行う
ライブペインティングというは成立するのか?という
気持ちになります。

だけど、僕が想い、そしておこなっている
ライブペインティングは音楽とともにあります。 
 
本来の絵の土俵とは違う音楽のライブで成立する絵・・・
そこがライブペインティングの面白さであり難しさであり、醍醐味なんだと思います。 

後戻りや自由な変化を許さないはずの絵に、音楽と寄り添い、同期しながら、いろんな変化をもたらし、そのことによって
音楽だけでは感じられない、まさしく音と絵のコラボによってだけでしか感じられないドラマを生み出すこと・・・。

 

実はライブペインティングという言葉やパフォーマンスは
ずいぶんと広まってきたし、あちこちで見られるようになったけれど、まだ赤ん坊のようなジャンルなんだと思います。 

 
実際に、僕がライブペインティングに興味をもって、
ちょっと勉強してみたいなぁと思った時に、
まとまった本や資料というのは探すことができなかった。 

つまりライブペインティングが、まだまとめることができるような量も質もないジャンルというのが本当のところなんでしょう。 
 

それでも、僕が調べた範囲ではグラフィテイというのジャンルでのライブペインティングはずいぶん歴史も蓄積されてきたし、
プレイヤーがいる。

でも、ロックやポップスというジャンルでは
まだまだはじまったばっかりのような気がします。

だから、音楽フェスやさまざまなところでライブペインティングは見られるようなったのは嬉しいことだなと思う反面、
それれがほとんどステージで行うことはなく、
ステージとは別の空間が用意され、
音楽ステージとは別の時間間隔で行われていることは
ライブペインティングがパフォーマンスとしては
まだ成立していないんだろうなぁと思います。 
 
 
 
だから!
僕はこのハンドメイドインジャパンフェスで
Schroeder-Headzの音楽ととてもステージの上で、
40分という時間枠でできたことが、
ロックやポップスが大好きな絵描きとして、

ライブペインティングをずっと続けてものとして、
なんか、大きな意味がある気がして嬉しかったんだと
思います。 

そして、そのことは、

日頃各地を一緒にまわってくれる
シンガーソングライターが僕にたくさんの経験や
スキルや喜びを与えてくれたからできたのだし、

ユニットを組んでくださるギタリストがいたり、

日頃、床やそこらへんを汚しまくる僕を
面白がってくれるカフェやライブハウスの店主が
いたからできたのだし、

いつも理解をしてくれるシュローダーヘッズ渡辺シュンスケさんやSMA吉田さんがいたからできたのだし、
ハンドメイドインジャパンフェス事務局もそうだし、
 
 
なによりも、いつも楽しんでくれて応援してくれる
方がいるからできたんだなぁと、とてもありがたい気持ちと嬉しい気持ちになります。 
 
 

…本当に長くなってしまいました。

これからも、ライブペインティングの可能性を
もっと探っていきたいと思っています。

ありがとうございます。

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